【品川区北品川】瓦屋根と瓦棒葺き( 金属屋根 ) の取り合い部の雨漏り、部分修理工事の事例

【品川区北品川】瓦屋根と瓦棒葺き( 金属屋根 ) の取り合い部の雨漏り、部分修理工事の事例

屋根で損する人をゼロにしたい、みんなの屋根の相談所、石川弘樹です。

今回は、品川区北品川で、瓦屋根と瓦棒葺き( 金属屋根 ) の取り合い部から雨漏りした家の、部分修理工事の事例を紹介します。

雨漏りの部分修理工事は、１人で半日～１日

今回の、雨漏りの部分修理工事は、１人で２時間～１日くらいの作業時間です。

工事の流れは、こんな感じです。

雨漏りの部分修理工事の１日の流れ

1. 手順① 瓦の仮撤去、雨漏り箇所の最終確認 【３０分～２時間】
2. 手順② 取り合い部の防水処理 【１～２時間】
3. 手順③ 瓦の復旧 【１～２時間】
4. 手順④ その他の原因箇所の応急処置 【１～２時間】
5. 手順⑤ 工事完了 【半日～１日】

順番に工事の様子を、写真つきで解説します。

手順⓪ 工事前状況

まずは、工事前の状態です。

室内の雨漏りの状態は、こんな具合です。

■雨漏り箇所　室内

雨漏り箇所は、室内の雨漏り状況からすると、このあたりです。

■雨漏り箇所　屋根上

瓦の軒先側の「 瓦棒葺き( かわらぼうぶき ) 」という金属屋根から先を増築したとのことで、この増築部との接地点である取り合い部が雨漏りの定番ヶ所ではあります。

手順① 瓦の仮撤去、雨漏り箇所の最終確認 【３０分～２時間】

いったん最も雨漏りの可能性が高い場所の確認のため、瓦を部分的に仮撤去してみます。

■ 瓦の部分撤去

案の定、雨染みが確認できました。

いったん増築部と接地している部分の瓦を、仮撤去します。

■瓦撤去

雨漏りの原因は、瓦の防水層に達した雨水の出口部分を、増築した側の金属屋根材がせき止めるカタチで納まっていたことが原因で、行き場のなくなった雨水が、増築部の境目から室内に入っていったモノだと断定できました。

■雨漏り箇所詳細

手順② 取り合い部の防水処理 【１～２時間】

なのでせき止めていた金属部材をいったん撤去し、瓦の防水層の軒先と金属屋根との接点を整地します。

■ 瓦の防水層の軒先と金属屋根との接点を整地

つづいて接点の防水処理をしていきます。

■つなぎ目防水処理

せき止めていた金属部材を加工し、瓦の軒先に沿わして平らにします。

最後に、新しい防水シートを瓦の防水層側から平らに加工した金属部材の上まで貼っていきます。

水上側は、既存の防水層の下に、新しい防水シートを潜り込ませて、この部分の防水処理は完了です。

手順③ 瓦の復旧 【１～２時間】

仮撤去した瓦を、元に戻していきます。

■瓦の固定用の桟木

しっかりと、瓦を桟木に固定します。

■ 瓦の固定

外した瓦をしっかりと固定しつつ、元に戻します。

■板金固定

外した接合部の金属部材も、しっかりと固定してあります。

手順④ その他の原因箇所の応急処置 【１～２時間】

これで雨漏りは止まるはずですが、近くにあるその他の原因になりうるところも、合わせて補修します。

■板金屋根防水補強

手順⑤ 工事完了 【半日～１日】

以上の作業で、半日～１日で、瓦屋根の雨漏り修理工事がおわりました。

今回の雨漏りの原因は修理できましたが、古い瓦屋根全体の防水が劣化しているのは間違いないので、他の部分からも雨漏りする可能性は残っています。

もし他から雨漏りするようであれば、その都度、応急処置をしていくことになります。

雨漏り部分修理の金額は、５〜２０万円

雨漏りの部分修理の工事金額は、約５〜２０万円くらいのことが多いです。

金額幅があるのは、「 部分 」と言っても、範囲が狭かったり広かったり、屋根の部位によっては、工事が簡単だったり難しかったりするからです。

【参考】 雨漏りの場所別の、修理費用の目安

雨漏りの場所別の、修理費用の目安の詳細は、こちらの記事で確認できます。

■わが家の雨漏りどこでみつけた？　安い修理方法を場所別に紹介 | 石川商店

わが家の雨漏りどこで見つけた？修理方法や費用を場所別に紹介

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石川 弘樹

屋根で損する人をゼロにしたい、屋根屋の三代目です。