2018年『災』 2019年の石川商店は強風と災害に『備』えます

石川 弘樹
石川 弘樹
  • この1年約1000件のご相談を、直接お話しさせて戴いております、石川商店の石川弘樹です。

    『災』の年といわれた2018年。特に台風21,24号での経験を活かし、2019年の石川商店は屋根の強風対策、災害対策に積極的に取り組みます。

    具体的な対策、工事の内容についてお話しします。

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百聞は一見にしかず、を痛感した2018年

阪神淡路、東日本、熊本、鳥取、大阪で起きた大きな地震、台風21号では関西地方を中心に、一軒家の屋根に大きな被害が発生しました。

地震や台風の度に現地に応援に行ったり、その地区の屋根屋さんの話を聞いたりし、屋根の応急処置や修理の依頼が3ヶ月〜1年分殺到すること、資材も人手も足りないこと。

話を聞いていただけで、すべて分かった気でいた事を台風24号で痛感しました。

台風24号が早朝に東京を通過した10月1日の朝から電話が鳴りました。

見積りは、ピーク時は最長で3ヶ月も掛かり、工事はまだ手つかずもあり3ヶ月以上待ちの状態が続いております。

単に準備不足、能力不足でした。申し訳ございません。

強風や災害への対策の必要性を改めて感じ、2019年の石川商店は屋根の強風対策・災害対策に積極的に取り組みます

台風被害でご依頼戴いているお客さま、お待たせして申し訳ございません。
石川商店の現状はこちらの記事で確認できます。

台風被害でご依頼戴いているお客さま。見積りも工事もお待たせして申し訳ございません。

台風以後、各屋根材の強風対策施工を見積りとして必須化

スレート系、コロニアル

スレート系のコロニアルは全面接着剤を併用することで、都道府県別基準風速一覧表の設定で風速46m/sと、最高設定の沖縄で使用しても設計上は問題ない強度にすることができます。

ちなみに東京都23区内は風速34m/s地域です。

都道府県別 基準風速一覧

本来は、基準風速と屋根の高さで施工方法を変えるのですが、石川商店では常に一番強い沖縄と同じ工事方法で行っていくということです。

スレート、コロニアル強風対策 設計基準、施工マニュアル

風速46m/sに耐えられるというわけではなく、保証も出ないのですが、万全を期すに越したことはないということです。

シングル系、オークリッジ

シングル系のオークリッジは、釘止め4本を6本にすることで、風速38m/s以上の地域と同じ強度にすることができます。

シングル、オークリッジ強風対策 設計基準、施工マニュアル

瓦系

瓦系に関しては基本変更なく、阪神淡路大震災級の災害に耐えうる『ガイドライン工法』を遵守していきます。

瓦ガイドライン工法 軒先、平部

瓦ガイドライン工法 棟部 耐震金具

ただ今回の台風で分かったのが、ガイドライン工法でも棟の1本伏せに関しては、劣化が著しかったことです。
今後は、釘穴のシーリング注入を追加していきます。

瓦棟 丸1本 釘穴シール追加

災害が起こってしまったときの準備を

24号ほどの規模の台風がしょっちゅう上陸しては困りモノ。

ですが年々、自然現象の規模は大きくなっているような気がします。

2019年は、あらかじめ準備していく年とします。

まずは石川商店が準備することで、お客さまをなるべく待たせず、早く対応することができます。
またお客さまの被害や負担が減る、予防と備えの具体的な対策を提案していきます。


・依頼地域の一元管理
・ドローンを使った点検、見積りの効率化
・応急処置資材としてブルーシートの備蓄
・応急処置作業のマニュアル化
・予防メンテナンス『棟交換むねこうかん』の周知
・地震保険、火災保険の加入、乗換の声がけ

(具体的な内容を詳しく知りたい方はこちらで確認できます。)

対応マニュアル作りませんか? 台風や地震に対し屋根屋ができること

そして次に、お客さまにしかできない具体的な行動についてお話しします。

築15〜20年目に『棟交換むねこうかん』で予防 20万円前後 

ぼくが対応した台風24号の被災100件のうち、8〜9割は棟板金や棟瓦の飛散

棟板金むねばんきん
台風被害 棟板金飛散

棟瓦むねがわら
台風被害 棟瓦 飛散

そのほとんどが築20〜25年以上の一軒家でした。
葺き替えなどの大きなメンテナンス時期の目安が30〜40年なので、その半分の15〜20年目に、予防的に棟交換工事をするのが、今の気象条件では良い時代に変わったのかもしれません。

棟交換工事前
棟交換工事前

棟交換工事後
棟交換工事後

費用は平均的に20万円前後。屋根の形状によって『棟』の長さはさまざま。

事前にドローン屋根点検などで見積り額を気軽に確認しておき、積立するのが合理的です。

ドローンで『屋根に上がる前に撮る』から安心。屋根点検の内容と価格

火災保険が共済か未加入の方は、損害保険会社に変更

損害保険会社の場合は、審査が通れば、見積り額全額が支払われます

見積書を送って保険請求をして審査が通ると、損害保険会社の場合は、見積り額全額が支払われます

対して共済の場合は、その見積り額の一部しか支払われません

共済は保証というよりは、『お見舞金』という仕組みになっているからです。

例えば、(※数字は仮のもの)
見積り額が30〜50万円だと、10万円のお見舞金、
見積り額が50〜100万円だと、30万円のお見舞金

という具合に、被害が大きれば大きいほど、自己負担分が上がってしまいます

もしもの被災に備え、共済に加入している方は、この機会に損害保険会社への乗り換えを。
もちろん未加入の方は、加入する
ことを強くおすすめします。

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創業75年、屋根専門石川商店の三代目。石川弘樹(いしかわひろき)です。
20141125_profile_01
【肩書】
日本屋根ドローン協会代表理事、東京都瓦工事職能組合 震災対策委員長
【資格】
1級かわらぶき技能士、瓦屋根工事技士、全日本瓦工事業連盟認定 瓦屋根診断士、全日本瓦工事業連盟認定 耐震化講師、耐震プランナー、増改築相談員、古民家鑑定士、ホームインスペクター(住宅診断士)、ジュニアリフォームソムリエ、リフォームスタイリスト1級、リフォーム提案士、ライフスタイルプランナー
【趣味】
ワンピース(マンガ)
【目標】
瓦割り世界大会初代チャンピオン
【ブーム】
ウェイトトレーニングはじめた
【困り事】
20年前の半分の重さでショック

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