本記事の目次
メンテナンスとは、機能の維持
お肌のメンテナンスといえば、日々の化粧水や乳液を塗ることからエステに通うことまででしょうか。
なぜメンテナンスをするか?
【女性の肌の機能】見た目年齢、肌ツヤの良さ、化粧のノリの良さ
【メンテナンス】化粧水や乳液を塗る、エステに通う
【メンテナンスの効果】シミやシワが増えない、今の見た目年齢や肌ツヤを維持する
そう。メンテナンスとは、見た目年齢や、肌ツヤ、化粧のノリという機能の維持なのです。
リフォームとは、機能の追加
ではお肌のプチ整形といえば、シミ取りレーザー、ヒアルロン酸注射とかでしょうか。
なぜプチ整形をするのか?
【女性の肌の機能】見た目年齢、肌ツヤの良さ、化粧のノリの良さ
【プチ整形】シミ取りレーザー、ヒアルロン酸注射
【プチ整形の効果】シミやシワが減るので、見た目年齢が若返る、肌ツヤや化粧のノリがよくなる
【プチ整形のさらなる効果】シミやシワがない分、化粧の時間が減る、使う化粧品の量が減る、化粧品代が減る
そう。プチ整形= リフォームとは、シミやシワがない分、化粧のコストが減るというさらなる効果= 新しい機能を追加しているのです。
だからといってみんながプチ整形をしないのはなぜか?
お肌のことだと、プチ整形でもみなさま躊躇するはずです。痛みはないか? 後遺症はないか? 危険はないか? 自分の顔のことだから真剣に考えます。だから日々のメンテナンスとプチ整形には大きな隔たりがあるのです。
でも屋根ではみんなプチ整形しまくり。Yes,高須クリニックなんです。
みなさま自分の顔ほど、ご自宅の家の屋根に興味がないのは分かります。でも家の屋根はプチ整形しまくり、リフォームしまくりなのは少しオカシイことだと思ってもらえたでしょうか?
ここから少しだけ屋根の話を聞いてくださいね。
屋根の機能とは『家の雨漏りを防ぐ』こと
では屋根の機能とはなにか? 考えたことありますか?
いくつか上げることができますが、いちばん大事なのは家の雨漏りを防ぐことでしょう。
屋根のメンテナンスとは、雨漏り防止機能を維持させること
家の雨漏りを防ぐ機能を維持させるために、必要な修理や工事をメンテナンスと呼ぶのです。
具体的なメンテナンスについては屋根材事に少し変わるのですが、屋根材ごとにざっと例示しておきます。
スレート屋根と金属屋根とシングル屋根のメンテナンス目安
【15~20年目】棟交換工事
屋根のてっぺん部分のフタ(= 棟 むね)の予防的交換
スレートとシングルの場合は、割れやひび割れの補修も随時必要
【30~40年目】葺き替え工事
雨漏り防止機能が劣化してくるので、防水シートの交換と木下地の強化で屋根材を全交換
瓦屋根のメンテナンス目安
【20~30年目】棟取り直し工事
屋根のてっぺん部分のフタ(= 棟 むね)の予防的交換
【40~60年目】葺き直し、もしくは葺き替え工事
雨漏り防止機能と瓦の固定強度が劣化してくるので、防水シートの交換と木下地の確認、瓦の固定強化のために瓦を一度はがす
剥がした瓦を再利用するのが葺き直し、すべて新しい瓦に変えるのが葺き替え
メンテナンスについては、別の機会にくわしくお話ししますね。
屋根のリフォームとは、発電、営業避け、遮熱などの機能を追加すること
すでにある家の雨漏りを防ぐ機能以外に、新しい機能を追加するのが屋根のリフォームです。
発電、蓄電機能の追加
ソーラーや蓄電池の設置で、発電や蓄電機能を追加することができます。
訪問販売の営業避け機能の追加
屋根塗装やカバー工法や葺き替えで、屋根をきれいにすることで、訪問販売の営業避け機能を追加することができます。
遮熱機能を追加
屋根を通気工法にしたり、屋根塗装やカバー工法や葺き替えで、屋根材を淡い色にすることで、遮熱機能を追加することができます。
(遮熱塗料に関しては賛否両論あるので、遮熱効果の追加方法としては除外します。こちらも別の機会に詳しくお話しします。)
屋根塗装はメンテナンスには不要、雨漏りはカバーしないでちゃんと修理
つまり、冒頭の疑問や不安の答えはこのようになります。
・10年に一度、屋根塗装が必要?
→ 屋根塗装はリフォームである
→ 屋根塗装はメンテナンスには不要
・塗装しないと屋根材が保たない?
→ 屋根の防水シートが3,40年しか保たないのでそのときに屋根材は剥がされる
→ 屋根材は塗装しなくても3,40年保つので、塗装する必要がない
・雨漏りするからカバー工法で直すしかない?
→ 雨漏りは屋根のいちばん大事な機能の欠如が原因
→ 上からフタをしてごまかさず、根本的な原因を解決するのが家に長く住むには安心
ということになります。
メンテナンスとリフォームを曖昧に説明する業者により押し売りや詐欺が多発
一軒家の屋根のメンテナンスとリフォームの違い、なんとなくご理解戴けたでしょうか?
この違いをはっきり説明しない業者が多いので、必要なメンテナンスとリフォームを誤解して工事を契約してしまうのです。
お客さまの屋根の相談所として、改めて責任の重さを感じております。
そこで予防策として、下記の押し売りチェックシートを作成しました。
ダウンロードして印刷可。あやしい押し売りチェックシート
突然やってくる業者に、心の準備ができていないこともあるでしょう。
そんな時のために、こちらのチェックシートをインターホンの横に貼ったり置いたりしておきましょう。
クリックすると拡大されるので、印刷してご自由にお使いくださいませ。
チェックシートにあるようなことを言ってきたら、押し売りや詐欺を疑ってもよいでしょう。
屋根のちょっとした不安や疑問は石川商店にご相談を
業者を信じて良いのかわからない、メンテナンスなのかリフォームなのかわからない、ということであれば些細なことでもご相談くださいね。
石川商店に電話するともれなく、ぼくが電話に出ますので、お気軽にご相談いただければと思います。
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- 創業75年、屋根専門石川商店の三代目。石川弘樹(いしかわひろき)です。
- 【肩書】
- 日本屋根ドローン協会代表理事、東京都瓦工事職能組合 震災対策委員長
- 【資格】
- 1級かわらぶき技能士、瓦屋根工事技士、全日本瓦工事業連盟認定 瓦屋根診断士、全日本瓦工事業連盟認定 耐震化講師、耐震プランナー、増改築相談員、古民家鑑定士、ホームインスペクター(住宅診断士)、ジュニアリフォームソムリエ、リフォームスタイリスト1級、リフォーム提案士、ライフスタイルプランナー
- 【趣味】
- ワンピース(マンガ)
- 【目標】
- 瓦割り世界大会初代チャンピオン
- 【ブーム】
- ウェイトトレーニングはじめた
- 【困り事】
- 20年前の半分の重さでショック
屋根で損する人をゼロにしたい、屋根屋の三代目です。
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