どの屋根にも貼られている下葺き防水シート
瓦でもスレートでも金属でも、どの屋根材も下には防水シートが貼られ、二重構造で雨水を防いでいます。
この防水シートはルーフィングと呼ばれ、屋根材の構造上、隙間からくぐり抜けて入ってくる雨水を野地板まで行かせないためのシートです。
だいたい雨水は、屋根材で8,9割、シートで1割くらい防いでいるんです。
もし屋根材だけでこのシートが無いと、侵入した雨水が下地の板(野地板)にかかり、長時間水を含んで湿気たままとなると、腐朽し、家自体の強度も低下。耐久性にも悪影響となります(>_<)
とっても重要な役割を果たしているシートなんです。
つまり、家を長持ちさせるには手を抜けない箇所!
耐久性・引っ張り強さ・耐折り曲げ性・耐熱性・引き裂き強さ・釘穴シーリング性・寸法安定性等々が高品質のものを選ぶのがベストです。
一般的によく使われているアスファルトルーフィング
一般的に多く使われているのは非透湿系のアスファルトルーフィングです。
2種類『アスファルトフーフィング940』と『改質アスファルトルーフィング』というのがあり、後者の『改質アスファルトルーフィング』の方が止水性や耐久性が高いのですが、価格も高い! よって建築費や改修費を安く抑える場合などは、見えないこの部分で予算を削るため、施工時特に指定が無い限り『アスファルトルーフィング940』が使われるようです。
交渉して安くなったと喜んでいると、こうゆうところで調整されてしまってることも。
出来る限り上質なルーフィングを選ぶことを推奨
長持ち住宅研究チームの推奨商品はやはり高品質の改質アスファルトルーフィングと書いてあります。
改質アスファルトルーフィングは、アスファルトに合成ゴムや合成樹脂を混入した素材で、打ち付けたクギにシートが絡みつくように穴を塞いで漏水させないという、生きているかのような密着力!
見えないところだからといって品質より低価格を選んだ結果、かえって後で高くつく恐れもありますので、長いスパンでみて最初に品質にこだわるほうが、結果、経済的となることでしょう。防水シートは容易に交換や改修が出来ないということも覚えておいてください。
住宅品確法では10年の瑕疵(かし)担保保険を義務付けていますが、保険支払いの内、全体の9割以上が雨水侵入関係とのことなので、やっぱり無視できません。
資料はこちらから見られます↓
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それではまた
日々会社に舞い込むお困り事や作業内容を基に、
いつか立派な屋根屋スタッフになれる日を夢見て勉強中。
- 井上 利里子(イノウエ リサコ)
- 【ニックネーム】 Ri-chang
- 【苦手なこと】 生きてる魚触る
- 【最近】 パンにはたっぷりのバターが肝
屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com
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