本記事の目次
【千葉市花見川区】葺き替え後6年、アスベスト未使用のスレート屋根の、災害予防パック基本プランの事例
屋根で損する人をゼロにしたい、みんなの屋根の相談所、石川弘樹です。
千葉市花見川区で、弊社で葺き替えを行ってから6年が経った、アスベスト未使用のスレート屋根の、災害予防パック基本プランの事例を紹介します。
スレート屋根の災害予防パックの流れ
今回の、アスベスト未使用のスレート屋根の、屋根点検の流れはこんな感じです。
- スレート屋根の災害予防パックの流れ
- 手順① ドローンでの屋根の事前点検 【10〜20分】
手順② ドローン点検の報告
手順③ 屋根にあがって詳細な点検 【30〜60分】
手順④ 簡易的な災害予防メンテナンス 【60〜180分】
↓
↓ 後日
↓ - 手順⑤ 点検とメンテナンスの写真報告書
- 手順⑥ より強度のあるオプション工事の紹介 【1日〜1週間程度】
- 手順① ドローンでの屋根の事前点検 【10〜20分】
と、災害予防ができて、その後のメンテナンスの目安がわかります。
※ ドローンでの事前点検・報告と、屋根にあがっての点検は、別日になることもあります。
手順① ドローンでの屋根の事前点検 【10〜20分】
災害予防パックでは、メンテナンス作業前に、ドローンによる事前点検を行っています。
想定以上の劣化や、すでに被災が発生している場合にも、メンテナンス時に対応できるようにするためです。
もちろん、屋根の傾斜など、足場がないと作業できないなどの事前調査も兼ねています。
■ 全景
この日は強風のため、全景写真を撮って、緊急着陸しました。
ドローン点検の報告
6年前に弊社で葺き替えた無石綿スレート屋根材で「 コロニアルグラッサ 」という商品で、アスベストが入っていないモノです。
接近しての撮影ができなかったので、残りは屋根に上がっての確認になります。
【補足】ひび割れについて
新築時の踏み割れで、築15年前後で、ひび割れが目立ってくるのが一般的な状態です。
このせいで雨漏りするということではありませんが、ひび割れが進行して完全に分離すると、割れた屋根材が落下したり、強風で飛散するという意味では、心配な要素ではあります。
もっとも、ひび割れが全体の5%前後くらいであれば、ひび割れしている屋根材に、接着剤を注入する応急処置でも十分だと判断しています。
【補足】風化 (ふうか) について
スレート屋根材が、はじっこからボソボソと「 クッキー 」みたいに、くずれてしまう症状を風化と呼んでいます。
これは数枚あるかないかくらいが、平均的な状態です。
手順③ 屋根にあがって詳細な点検 【30〜60分】
実際にハシゴをかけて屋根にあがり、詳細な点検をしていきます。
葺き替えて6年ですが、ソーラーを載っけたこともあるかと思いますが、すでにひび割れが発生しています。
■ ひび割れ
■ 棟の状態
棟の釘は、1、2本で多少の浮きは見られるモノの、全体の浮きなどはありません。
手順④ 簡易的な災害予防メンテナンス 【60〜180分】
つづいて、災害予防メンテナンスを行います。
棟の釘の増し打ち
棟の釘の増し打ちをすると、釘の本数は元の約2倍になるので、下地の木材の強度が半分以上あれば、少なくとも新築時の強度は取れるようになるという計算です。
新築時→ 下地強度60 X 釘の本数1 = 60
釘の増し打ち→ 下地強度30 X 釘の本数2 = 60
ということで、棟の釘の増し打ちをしていきます。
■ 棟の釘の増し打ち
1ヶ所、施工時に打ち損じた部分の釘穴が露出してしまっていたので、シール材で補修しました。
茶色の釘頭が、今回、増し打ちした釘です。
ひび割れ補修
ひびや割れたスレートを、接着剤で補修します。
ひびの左右の裏側に、接着剤を注入して、完全に割れてしまったとしても落下しないようにします。
ひびの表面側も、適宜、接着していきます。
■ ひび 接着補修
風化の部分金属カバー
クッキーのようにポロポロしてしまうスレートを、ガルバリウムの金属屋根材で部分カバーします。
対象のスレート屋根材の左右の屋根材にまたがって、金属屋根材を貼り付けます。
※ 今回は風化している屋根材は、ありません。サンプル写真です。
■ 作業前 風化状況
まずカバーしたいスレート屋根材の表面に、接着剤を塗布します。
■ 接着剤塗布
そこに、ガルバリウム鋼板の屋根材を差し込み、接着していきます。
■ ガルバリウム鋼板の屋根材で、部分的にカバー工法
そして、カバーした金属の上部の目地 (スレート屋根材の横のつなぎ目) は、防水のためコーキングでシールして埋めます。
■ 上部の目地をシール
この作業を、繰り返していきます。
強風対策の接着補強
ひび割れしていない屋根材も、ひび割れの促進予防と強風対策を兼ねて、補強接着をしていきます。
屋根材1枚の左右の裏側に、接着材を注入します。
■屋根材の接着補強
以上で、工事完了です。
雨どいのつまりが気になるということで、あわせて掃除しました。
■雨どい
手順⑤ 点検とメンテナンスの写真報告書
上記の手順③、④の通りです。
報告は、郵送もしくは、メールなどの電子での報告、どちらでも可能です。
手順⑥ より強度のあるオプション工事の紹介 【1日〜1週間程度】
災害予防パックには、簡易的なメンテナンスを行う基本プランの他に、より安心を実現するためのオプションプランが、
- ● 部分交換を行う「 標準 」オプション
- ● 全体補修を行う「 用心 」オプション
- ● 全交換+下地補強 「 重点 」オプション
の3段階で、用意されています。
基本的には、標準1つ、用心3つ、重点1つの、5つのオプション工事の参考見積もりをお渡ししています。
今後のメンテナンスの目安として、役立ててくださいませ。
※ 今回は葺き替えたばかりなので、見積もりは作成していません。
スレートの災害予防パックは、49,800円 (税抜)
スレート屋根の災害予防パックは、49,800円 (税抜) となります。
風化の金属カバーは、風化10枚につき、プラス4万円です。
災害予防パックのくわしい内容は、こちらの記事で確認できます。
■ 屋根の「 災害予防パック 」39,800円で安心メンテナンス、はじめました | 石川商店
スレート屋根の災害予防の疑問は、お気軽にご相談を
スレート屋根の、どんな些細なご不安でも、まずはご相談くださいませ。
屋根の専門家のセカンドオピニオンを気軽に受けられます。
石川商店へのお問い合わせは、すべて石川弘樹が対応しています。
会社にお電話戴いても、ぼくの携帯に転送され、必ずぼくが電話に出ます。
その他のご相談方法も、すべてぼくが読んでお答えしています。
屋根で損する人をゼロにしたい。だから気軽にご相談してくださいね。
お電話でのご相談はこちらから
今すぐのお電話での相談は、スマホ画面の一番上か一番下に表示されている『 03-3785-1616 』の電話番号をタッチ。
iPhoneの場合、
03-3785-1616をタッチ→ (通話許可→) 発信
Androidの場合、
03-3785-1616をタッチ→ (電話アプリの選択) → 番号表示→ 発信
で電話を掛けることができます。
電話がつながらない場合は、※ 090ーXXXXー2256 の番号で掛け直します。
LINEでのご相談はこちらから
いつものLINE感覚で、かんたんに相談できます。
やりとりは1対1のチャットなので、プライベートにご相談できます。
スマートフォンの方は、下の【友だち追加】ボタンを押しましょう
石川商店のLINE公式アカウント『みんなの屋根の相談所』を【友だちリストに追加】ボタンを押せば準備完了。
パソコンの方は、QRコードをスマホで読み込みましょう
読み込むとLINEアプリがスマホで立ち上がります。
【友だち追加】をすれば、いつものLINE感覚で相談できます。
石川商店LINE相談の使い方はこちら。
メールでのご相談はこちらから
メールでのご相談はこちらのバナーをタッチ。
ご相談フォームに入力すれば、かんたんに相談できます。
ブログでのご相談はこちらから
このブログ上でのご相談をご希望であれば、このページの一番下にあるコメント欄をご活用くださいませ。
お名前(ニックネームでも可)の入力だけなので気軽にご相談できます。
この記事への質問、疑問、要望、感想なども大歓迎です。
多少の時間はかかるかもしれませんが、すべてのコメントを読んで、返信もしくは、今後の記事の参考にさせて戴きたいと思います。
- 創業75年、屋根専門石川商店の三代目。石川弘樹(いしかわひろき)です。
- 【継続は力なり】
- 禁煙2009年〜、ダイエット2010年〜、禁酒2017年1月〜、筋トレ2018年6月〜、禁チョコ爆食い2018年12月〜、脱カフェイン (コーヒー&ペプシ) 2021年6月〜
- 【資格】
- 1級かわらぶき技能士、瓦屋根工事技士、全日本瓦工事業連盟認定 瓦屋根診断士、全日本瓦工事業連盟認定 耐震化講師、耐震プランナー、増改築相談員、古民家鑑定士、ホームインスペクター(住宅診断士)、ジュニアリフォームソムリエ、リフォームスタイリスト1級、リフォーム提案士、ライフスタイルプランナー
- 【趣味】
- ワンピース(マンガ)
- 【目標】
- 瓦割り世界大会初代チャンピオン
- 【ブーム】
- 筋トレ
- 【困り事】
- ベンチプレスが伸びない
屋根で損する人をゼロにしたい、屋根屋の三代目です。
石川商店からのお願い
記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。
お客様の率直な感想をいただくため「役にたった」「役に立たなかった」ボタンを設置しました。
また、もしもっと知りたいこと、分かりづらかったことなどあれば下のコメント欄にご意見いただければと思います。
日々屋根にお困りのお客様にとって必要な情報をお伝えするために、ご参考にさせて頂きます。