台風で屋根に被害が出る風速の目安と対策!

竹中 浩貴
竹中 浩貴
  • TVのニュースなどで見かける台風被害。屋根の被害がどのくらいの風速で影響が出るのか知っていますか?

    今回は、あまり知られていない屋根に影響を及ぼす風速についてご紹介していきます。

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この記事はこんな人におすすめ

■台風でどのくらいの風速があると屋根に被害が出るのか知りたい

■台風に強い屋根がどんな形状や材質が向いているか知りたい

この記事で伝えたいこと

■台風の風速で屋根にどれくらい被害が出るか理解できます。

■台風に強い屋根がどんな屋根材や形が良いかわかります。

■万が一、台風の被害に遭った際の対処法が身につきます。

台風ではどのくらいの風速で屋根に被害が出る?

台風が来た際にどのくらい風が強くなると屋根に被害が出るかは意外とわからないですよね。

 

そんな方は是非、気象庁が下記の風の強さ別に生じる影響をまとめてましたのでご覧ください!

風の強さと影響

引用元:気象庁HP 

 

上記の表を見てわかるように「風速10m以上風速15m未満」の風は傘が差せないくらいの風の強さです。

そして「風速15m以上」から風に向かって歩くのが困難になるほど強い風が吹き、屋根材に被害が出始める可能性があります。

 

結論;屋根に被害が出始めるのは「風速15m前後」の強い風が吹き始めたら!

もしテレビ報道で風速15m以上の言葉が使われた場合は屋根にも注意してください。

 

次の項目では、テレビ報道でも使われる風速の種類について解説します。

台風対策の必須知識!風速は3種類ある

テレビで最大瞬間風速10mや風速12mなどニュースキャスターが報道しますが、よく用いられる風速には3種類あります

 

①風速:10分間の平均風速    

②瞬間風速:3秒間の平均風速

③最大瞬間風速:瞬間風速の最大値

 

下に行くほど計測時間が短く、高い数値が計測される為、台風時によく使われる風速の違いは覚えておいて損はありません。

台風は強さと大きさによって威力が違う

ニュースなどで「大型の非常に強い台風が接近しています」と表現されることがあります。

台風に「大型」や「非常に強い」とつく表現には明確な「台風の強さと大きさ」に基準がありますので紹介します。

 

台風の強さ

台風の強さは風の強さ(風速)を指します。

天気ニュースでは「風速20m/秒」や「風速30m/秒」の表記され、風の強さは以下の3種類に分類されます。

■強い:風速33m/秒以上~43m/秒以下

■非常に強い:風速44m/秒以上~53m/秒以下

■猛烈な:風速54m/秒以上

台風の大きさ

台風の大きさは「風速15m/秒」以上の暴風域の大きさを以下のように分類しています。

 

■半径500km~800km未満の場合は「大型台風」

■半径800km以上の場合は「超大型台風」

として分類され、台風の大きさを表現しています。

 

台風の強さや大きさについて解説しました。

どのくらいの台風なら屋根に被害がどのくらい出るのか検討がつくようになったかと思います。

次の項目からは、台風に強い屋根の種類について紹介していきます。

台風の風速に負けない屋根

台風がきても負けない屋根とは、どんな屋根なのかを屋根屋の僕がご紹介します。

屋根に詳しくない方でもご安心ください!

台風の風速に負けない屋根の要素は①形状②材質の2つになります。

 

2つの要素について、それぞれ紹介します。

台風の風速に負けない屋根①形状

結論から!

台風に負けない屋根の形状は4面で作られているピラミッド型の「方形屋根」です。

寄棟の屋根の画像

「方形屋根」はどの方向から風が吹いても一か所に風の力が集中しない設計になっているので台風時の風圧に一番強いと言われています。

 

また軒天が狭い屋根も風の吹き上げに強いと言われています。

軒天の画像

台風の風速に負けない屋根②材質

続いて台風に負けない屋根の材質について。

 

材質は防災瓦がおすすめです。

普通の瓦は桟木という瓦を引掛ける下地になる木に引掛けて並べているだけなので、風速25m前後の強風からズレや落下、飛散することがあります。

 

防災瓦は瓦同士を繋ぎ合わせてズレを防ぐだけでなく、一枚一枚を釘やビスで下地に固定しているので台風による強風でもズレや落下の恐れがな少なくなります。

台風に備えて屋根のメンテナンスを!

「一度、家を建てたら屋根のメンテナンスなんて必要ないでしょ」と考えている方もいると思います。

 

しかし、台風の時期になると雨漏りが心配になるのは皆さん同じではないでしょうか。

 

台風の被害に遭い修理費用の見積もりを見てからでは、すでに手遅れとなってしまいます。

 

4~5年経っても屋根の見た目はそこまで変わりませんが、天日にさらされていると小さいなひび割れが起きたりします。

そのひび割れから雨水が入り、下地材の腐敗は進んでいきます。

 

その為、定期的なメンテナンスで小さなひび割れや腐食した部分を早期に修理したり、棟の釘浮きを直しておくことで台風が来た際にも大きな被害に遭わずに済みます。

 

台風で屋根に被害が出たらどうする?

台風の被害に遭った時の対処法まとめ

台風の被害に遭った場合どのような手順で対処したらよいかわからない方も多いのではないでしょうか。

万が一の為に台風被害に遭った場合の対処法を下記にまとめました。

 

①転落の恐れがあるので、被害が出ても台風時には絶対に屋根に上がらないでください。

②台風時にはブルーシートで応急処置することが多く、ブルーシートが品切れになることもあります。事前にブルーシートを常備しておきましょう。

③屋根材が飛散したり雨漏りが発生した場合は一度、石川商店へご相談ください!適切な対処手順をご案内します!(相談無料)

④修理費用について、台風による自然災害時には火災保険が使えます。

火災保険については下記の記事にて詳しく解説していますので、知りたい方はご覧ください。

まとめ:台風の風速を理解して屋根を守ろう

台風で屋根に被害が出始める目安について解説いたしました。

この記事のおさらい

>>被害の目安<<

・風速10メートルは既に傘が差せないくらい強い風です。

・風速15メートルから屋根材が剥がれ出る事があります。

>>台風に強い屋根<<

・台風に強い屋根の形状はピラミッド状の「寄棟の屋根」

・台風に強い屋根の材質は「防災瓦」

>>台風の大きさと強さ<<

大きさと強さを表す表現には明確な基準があります。

>>台風が来ても被害に遭わないための対策<<

10年に1度の定期的なメンテナンスをすることで被害を最小限にできます。

 

問い合わせを頂く中で、「もっと早く相談してアドバイスを聞いておけばよかった」という声を頂くことがあります。

台風が多く発生する時期の前に屋根のことで不安なことがあれば、なんでもご相談ください!

遠方の方でも大丈夫です。僕がお伺いできない場所の場合は知り合いの優秀な屋根屋のご紹介もしております。

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