教えて、屋根屋さん!第53回「突風・竜巻に備えるには!?」

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最近、よく見かける突風・竜巻のニュース。

我が家は大丈夫かしら? と心配している方もいると思います。

そのような方に、今回は突風・竜巻にも負けない家造りについてお伝えします。

 

基本、突風・竜巻などの被害を受けやすいのは30年以上前に建てられた家。

竜巻が直撃しないかぎり最近、新築した家はほとんど心配いりません。

 

というのも、最近の住宅は昔と施工方法も瓦も異なるからです。

昔、用いられていた土葺きという工法では、上の瓦の重みと中の土で屋根の上に固定されていました。

そのため、中の土が経年劣化により風化してしまい、瓦の保持力がなくなっているところに、

強風により軒先側の瓦が持ち上がり飛ばされてしまうのです。

 

現代は瓦を1枚ずつ釘で固定する方法が一般的。

ですので、竜巻・突風が発生しても簡単には吹き飛ばされません。

 

また瓦も、上下の瓦をフックで連結させる構造に進化したことで、台風や地震に強くなっています。

工法だけでなく、瓦も進化しているのです。

 

逆にいうと、30年以上前に建てて、その後何もメンテナンスしていない家は要注意です。

一度屋根屋さんに調査してもらい、場合によってはすべての瓦や屋根材をはがして新しい施工方法で工事をする必要があります。

 

普通の台風レベルであれば、雨漏りが起こったといってもそのほとんどが1日もかからずに修理できますが、

突風・竜巻の場合、屋根ごと根こそぎ吹き飛ばされてしまう可能性があります。

そうなると、大工工事も必要になるため、復旧に1週間以上を要するケースも出てきます。

 

現代の施工方法でしたら、最大風速40メートルぐらいまでなら耐えられます。

最近はポリフォームというアメリカから輸入された接着剤を活用する例もあり、

それは試験上、最大風速70メートルまで耐えられるという結果が出ています。

 

増え続ける異常気象の被害を受けないためには、予防が肝心です。

「我が家の屋根は大丈夫?」と少しでも不安を感じたら、すぐ屋根屋さんに相談してみてくださいね。

 

次回は、「家を建てる際、屋根のココを気にしてほしい!」についてお話しいたします。

 

「教えて、屋根屋さん!」の連載記事の目次はこちら。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜20141125_profile_01昭和二十六年創業。屋根に関する製造・販売・工事の全てを経験。
屋根専門石川商店の三代目、1級かわらぶき技能士
石川弘樹(いしかわひろき)です。
【趣味】  ワンピース(マンガ)
【目標】  瓦割り世界チャンピオン
【ブーム】 ウチの船にも航海士必要だな、、、
【困り事】 寝ても寝ても眠い病
屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com
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