本記事の目次
【千葉県船橋市】瓦屋根の雨漏り修理で、棟の一部の取り直し工事の事例
屋根で損する人をゼロにしたい、みんなの屋根の相談所、石川弘樹です。
今回は、千葉県船橋市で、瓦屋根の雨漏り修理で、棟の一部の取り直し工事の事例を、紹介します。
瓦屋根の棟の取り直し耐震工事は、2人で2〜3日
瓦屋根の棟の取り直し耐震工事は、たいていの屋根で、2人で2〜3日くらいの作業時間です。
工事の流れは、こんな感じです。
- 瓦屋根の棟の取り直し耐震工事の1日の流れ
- 手順① 棟の解体、瓦の一時撤去 【120〜180分】
- 手順② 耐震金具の設置、棟周辺の瓦の固定 【120〜180分】
- 手順③ 棟の土台づくり、棟瓦の固定 【240〜720分】
- 手順④ 工事完了 【合計2〜3日】
今回は、雨漏りしている棟の部分だけの取り直しなので、1人で1日で、終わっています。
順番に工事の様子を、写真つきで解説します。
手順⓪ 工事前状況
■ 雨漏りの室内状況
■ 屋根上の状況
この棟際の半端瓦の傾斜によって、雨水を棟内部に呼び込む形になってしまっていることが原因での雨漏りでした。
これは、瓦屋根の雨漏りあるある、ではあります。
特にこの屋根は、緩い傾斜面とキツイ傾斜面が交わっているので、半端瓦の形状も、より平らになりやすく、より雨水を呼び込みやすくなります。
ということで、この棟部分だけを解体して、応急的な修理をしていきます。
手順① 棟の解体、瓦の一時撤去 【120〜180分】
まずは、もともとの棟を解体し、瓦を一時的に撤去します。
はずした瓦は、割れがなければ、再利用していきます。
■棟の解体、瓦の一時撤去後
手順② 耐震金具の設置、棟周辺の瓦の固定 【120〜180分】
棟をしっかり固定するための耐震金具を設置し、棟周辺の瓦もしっかりと固定します。
棟の土台の瓦がズレると、崩れる原因になるからです。
■耐震金具の設置
■棟周辺の瓦の固定
そして、今回の雨漏りの原因である半端瓦の雨水の呼び込み対策として、この金属の板を棟際に設置し、流れてきた雨水を受け止めて外まで排出できるように、ひと工夫します。
■ 止水板金の設置
止水板金を設置したら、瓦を復旧し固定していきます。
■ 瓦復旧
手順③ 棟の土台づくり、棟瓦の固定 【240〜720分】
土台となる「 なんばん漆喰 」という、土と漆喰が一体になったモノを、盛っていきます。
■棟瓦の土台づくり「 なんばん漆喰 」を盛る
汚れが目立たない黒色のモノが使われことが多いですが、石川商店では、基本は白色を使います。
メーカーの社長いわく、
「 白に着色料を混ぜて作っているのが黒。なので、白の方が純度が高く、長持ちする 」
ということなので。
■棟瓦の釘穴の止水シール
■棟瓦のビス固定
手順④ 工事完了 【合計2〜3日】
土台の側面の土を補強しつつ、キレイになじませたら完成です。
■工事完了
今回は、窓まわりでも雨漏りがあったので、あわせて修理しました。
■ 窓まわりの養生
■ プライマー塗布
■ コーキング施工
■ 窓まわり修理完了
瓦屋根の棟の取り直し耐震工事の金額は、30〜70万円
棟板金の交換工事の金額は、1mあたり約1.8万円〜です。
棟の長さや瓦の仕様によりますが、全ての棟を工事したら、1件あたり30〜70万円くらいになることが多いです。
【参考】 足場が必要で費用が高い、と困っているなら1度ご相談を
石川商店では、屋根の傾斜や形、家の立地条件によっては、足場以外の費用の安い、安全対策方法があります。
それが、こちらの命綱フックを設置する方法です。
これを最低2箇所、屋根に埋め込むことで、命綱を設置しながら作業することが可能になります。
■命綱の使用イメージ
足場を設置するまでもないけれど、安全対策はしたいぼくたち屋根屋と、費用を抑えたいお客さまの要望をともにかなえる方法になります。
【参考】瓦屋根のメンテナンスの目安
瓦屋根のメンテナンス目安の詳細は、こちらの記事で確認できます。
■ 瓦屋根のメンテナンス目安の詳細
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- 創業75年、屋根専門石川商店の三代目。石川弘樹(いしかわひろき)です。
- 【継続は力なり】
- 禁煙2009年〜、ダイエット2010年〜、禁酒2017年1月〜、筋トレ2018年6月〜、禁チョコ爆食い2018年12月〜
- 【資格】
- 1級かわらぶき技能士、瓦屋根工事技士、全日本瓦工事業連盟認定 瓦屋根診断士、全日本瓦工事業連盟認定 耐震化講師、耐震プランナー、増改築相談員、古民家鑑定士、ホームインスペクター(住宅診断士)、ジュニアリフォームソムリエ、リフォームスタイリスト1級、リフォーム提案士、ライフスタイルプランナー
- 【趣味】
- ワンピース(マンガ)
- 【目標】
- 瓦割り世界大会初代チャンピオン
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屋根で損する人をゼロにしたい、屋根屋の三代目です。
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