天窓の交換を考えた時に。天窓交換の工事って、どんな手順でおこなわれるの?費用は?

石川 弘樹
石川 弘樹
  • 屋根で損する人をゼロにしたい、屋根屋の三代目、石川弘樹です。

     

    5月のゴールデンウィーク明けから5月中だけで、約20件ほどの天窓の相談がありました。

     

    これらのご相談の中から今回は、築25年以上の一軒家についている天窓の交換手順や費用について、くわしくお話しします

今すぐのご相談はこちらから

お問い合わせはこちら
この記事はこんな人におすすめ

■天窓の交換手順や、費用を知りたい方
■ご自宅の築年数が25年以上の方
■屋根や天窓のリフォームから25年以上経っている方
■これからの季節、梅雨や台風の大雨被害が心配な方

この記事で伝えたいこと

●天窓交換の費用や、工事手順が分かる

●天窓の交換を考える時期が分かる

天窓の寿命は25〜30年

最初にお伝えしたいのは、天窓の寿命(耐久年数)は25〜30年ということ。

このことについては、過去の記事でもずっとお伝えしてきました。

【ベルックス】天窓の寿命は約30年。雨漏りする天窓を最新ブラインド付天窓に交換しました【メンテナンス】

 

 

天窓が、日本の住宅建築に積極的に取り入れられるようになってきたのは1980年代のこと。つまり初期の天窓だと、メンテナンスをしていない場合、設置からもう40年近く経っているんですね。

 

耐久年数を過ぎた天窓は、ガラス枠周りのゴムパッキンに不具合が生じたり、屋根と天窓のつなぎ部分の防水機能が劣化したりして、雨漏りが生じる可能性も高くなります

 

これからの季節、梅雨や台風などの大雨被害が心配な方も多いと思います。梅雨の季節の前に、天窓の交換についての基礎知識を学んで、対策を考えておくのもいいかもしれません。

でも、天窓の交換って大変そう…

この記事をお読みの方でも、天窓からの雨漏りに悩んで、交換を視野に入れた上で、検索されてたどり着いた方もいると思います。

 

天窓の交換って大変なんじゃないの?

時間も、お金もかかるんじゃないのかしら

そもそも、どのタイミングで天窓を交換すればいいのか、わからない

 

そんな不安があると思います。この記事では、その不安にひとつひとつお答えしていきます。

 

 

まず、チェックすべきは「築年数25年以上かどうか」。そして「ベルックス」か。

まず、どのタイミングで交換を考えればいいか。

これは「ご自宅の築年数が、25年以上かどうか」というのが、ひとつの目安になります。

 

石川商店では過去の記事で、天窓の修理方法フローチャート」を作成したことがあります。天窓からの雨漏りによる修理を考えておいでの皆様向けに書いた記事の中に掲載しました。

ちなみにフローチャートは、このようになっています。

 

 

さて、このフローチャートには、チェックポイントが2つあります。

それは、

①築年数

②メーカー

この2つです。

※フローチャートの詳しい結果については、こちらの記事をご覧ください。

【築年数別】天窓雨漏りの失敗しない修理方法の選び方【費用と事例付】

築年数、もしくは屋根や天窓のリフォームからの期間が、「25年以上」かどうか

築年数25年以上が、判断のひとつの目安であるということは、さきほどお伝えしました。

この25年以上というのは、屋根や天窓のリフォームからの期間の目安にもなります。

 

なお、築年数15年前後の場合は、点検や部品交換で対応が出来る可能性が高いです。

くわしくは、こちらの記事で確認できます。

はじめての天窓雨漏り。原因と修理費用まとめ【2020年版】

 

ご自宅がどちらにあてはまるかご判断がつきかねる場合は、お気軽に石川商店までご相談ください。

 

問い合わせ/申込

 

メーカーは、国内唯一の天窓専門メーカー「ベルックス」がオススメ

では、メーカーは?

石川商店では、ベルックスをおすすめしています。

そのいちばんの理由は、リフォームでも新築と同じ手厚い保証がつくからです。

「ベルックス」は、デンマーク生まれの、天窓専門メーカー

1980年代の天窓ブーム時代には、国内でもたくさんのメーカーが手掛けていましたが、2020年現在では天窓を手掛けるメーカーは、わずか4社(ベルックス、三協アルミ、YKK AP、LIXIL)、三協アルミと、YKK APは、ベルックスによるOEM商品なので、実質2社です。

その中でも、国内唯一の天窓専門メーカーであり、確かな信頼と実績があるのが「ベルックス」です。

https://www.velux.co.jp/

 

天窓ブーム初期に設置された他メーカーの天窓から、ベルックスの天窓への付け替えも可能です。

 

天窓交換をしようと考え始めた。気になる工事、どんな内容なの?

 

天窓の交換をしようと考え始めた時、気になってくるのは工事の手順や内容、費用ではないでしょうか。

 

天窓の交換については、石川商店ではこのような手順で対応しています。

 

  1. 1. お客様からのご相談・お問合せ
  2. 2. 屋根の点検
  3. 3. 工事のご相談・お見積もり
  4. 4. 工事
  5. 4-1. 古い屋根材の撤去
  6. 4-2. 古い天窓の撤去
  7. 4-3. 新しい天窓の設置
  8. 4-4. 防水シートの設置
  9. 4-5. 新しい屋根材の設置
  10. 5. アフターフォロー
  11.  

 

どのように進んでいくのか、順を追って見ていきましょう。

 

1. お客様からのご相談・お問合せ

まずは、お客様からのご相談・お問合せから、全てが始まります。

 

まれに他業者で、飛び込みでの営業や無料の点検を申し出て、法外な値段の工事を押し売りのように販売するという例が見受けられます。

石川商店では、飛び込み営業は一切していません。

お客様からのご相談・お問合せを受けてから、ご依頼があったときだけ、調査にお伺いしております。

またご提案の基本理念は、屋根の現状をふまえ、お客さまが今の家にあと何年住みたいか、に必要なメンテナンスのご提案をしています。
なので、あと5年住まないのであれば何もしなくても大丈夫、という提案をすることも少なくありません。

 

ご相談には、メール、電話(03-3785-1616)、LINEのいずれでも対応しております。

 

お気軽にやりとりの出来るLINEは、こちらからどうぞ。

LINE@はこちら

メールでのお問合せは、こちらから。

 

問い合わせ/申込

お気軽にご相談ください。

 

2. 屋根の点検

ご相談をさせていただいた上で、実際に屋根の点検にお伺いいたします。

 

基本的に、石川商店では屋根の点検を有料にしております。これは、先程もお伝えしたように、無料の点検の後に、法外な値段の工事を押し売りのように請求する他業者の相談や実例を、多く見てきたからです。

その原因を、点検が無料であることだと考えています。

点検を有料にすることで、どうしても押し売りせざるを得ない環境を、作らないようにするためです。

(なお、点検後に工事を契約いただく場合には、点検費用は工事費用に充てられますので、実質無料となります。)

 

石川商店の有料の屋根点検は、ドローンでの屋根の撮影からはじまります。

■ ドローンでの屋根撮影イメージ

屋根にあがる前にドローンで屋根を撮影 屋根にあがる前にドローンで屋根を撮影

 

これは、お客さまの屋根の現状を保存し、お客さまにお渡しするために行います。

 

そうすることで、はじめてぼくたち屋根屋とお客さまが、現状の証拠写真を元に公平な立場になる、と考えているからです。

 

なので屋根にあがる前にドローンで撮影してから、屋根にあがっての精密調査をはじめます。

 

■ 屋根にあがっての精密検査

屋根にあがっての精密検査

 

 

 

また、このところのコロナウイルスの影響もあり、LINEのテレビ電話を使ったオンラインの無料点検も、新しい取組みとして始めております。

 

■ LINEテレビ電話を使った、オンライン屋根点検

LINEテレビ電話点検中のイメージ

 

LINEのテレビ電話で、屋根の無料点検はじめました【リモートワーク】

 

天窓の位置にもよりますが、LINEのテレビ電話でも、ご相談できます。

 

 

 

 

3. 工事のご相談・お見積もり

 

屋根の点検で、天窓の状態を詳しく調べてから、工事のご相談・お見積もりに移ります。

天窓だけの交換の場合、費用は40万円

その他、屋根の葺き替えも含めた工事費用については、別途お見積もりとなります。

また、仮に天窓を撤去するという場合は、費用は30万円になります。

 

4.工事

そして、実際の工事に移ります。

天窓だけの交換の場合、工事は1日で完了します。

※天窓交換工事の前後に、1日づつ、足場の設置と解体がありますので、実質3日が最短となります。

なお、雨の場合は、日程を別途ご相談の上、延期とさせていただきます

 

手順を詳しく見ていきましょう。

 

4-1. 古い屋根材の撤去

最初に、古い天窓の周りの、古い屋根材を撤去していきます。

【工事前】
天窓交換工事事例 工事前

【天窓まわりの屋根材の撤去】
天窓交換工事事例 周辺屋根材の撤去

 

4-2. 古い天窓の撤去

次に、古い天窓を撤去していきます。屋根にぽっかりと穴が空いているのがわかりますね。

【古い天窓の撤去】
天窓交換工事事例 古い天窓の撤去

 

4-3. 新しい天窓の設置

そして、周りを綺麗に整えて、新しい天窓を設置していきます。

 

【新しい天窓の設置】
天窓交換工事事例 新しい天窓の設置

 

4-4. 防水シートの設置

続いて、新しく設置した天窓の周りに、新しく屋根材を設置する前に、防水シートを設置します。

 

【防水シートの施工】
天窓交換工事事例 新しい防水シートの施工

 

4-5. 新しい屋根材の設置

最後に、防水シートの上に新しい屋根材を設置して、工事完了です。

 

【撤去した屋根材を戻す】
天窓交換工事事例 周辺屋根材の復旧

【交換工事完了、屋根】
天窓交換工事事例 交換完了 屋根上

【交換工事完了、室内】
天窓交換工事事例 交換完了 室内
 

5. アフターフォロー

工事完了後も、なにか不具合がございましたら、いつでもご相談ください。

ベルックスでは10年間はすべての防水を保証していますし、電気部品も3年保証です。

また、「10年目安心点検」を受けることで、ガラス部からの雨漏り保証は最大25年に延長されます。

石川商店は、ベルックスの推奨工事店ですので、どうぞご安心ください。

 

25年以上経った天窓があったら、まずはご相談を

「天窓の交換なんて、どうすればいいかわからない…」

そんな不安を解消していくために、この記事を書いてきました。

 

この記事をまとめると、このようになります。

 

■設置から25年以上過ぎた天窓があったら、まずはご相談を

■天窓交換を考えるなら「ベルックス」

■天窓交換の工事費用は、40万円

■天窓交換の工事期間は、最短1日

■新しく交換するベルックスの天窓は、最大20年間保証

 

これからの季節、梅雨や台風の訪れる前に、皆様のお力になれれば幸いです。

 

まずは、どうぞお気軽にご相談ください。

メール、電話(03-3785-1616)、LINEのいずれでも対応しております。

 

お気軽にやりとりの出来るLINEは、こちらからどうぞ。

LINE@はこちら

メールでのお問合せは、こちらから。

 

問い合わせ/申込

 

皆様からのご相談を、お待ちしております。

 

天窓雨漏りの修理方法と費用まとめ【2020年版】

天窓の雨漏り修理や、天窓自体の撤去や交換のご相談がとても多いです。

 

天窓は雨漏りの定番箇所で、なかなか雨漏りが止まらなく建築業界全体で修理するのを避けてた過去があります。
正直、ぼくたち石川商店もそうでした。

 

しかし天窓の寿命と、販売の最盛期の30年がちょうど重なる昨今、雨漏りなどで困っているお客さまがとても多く、それを屋根屋として放っておくわけにはいきません。

 

天窓メーカー『 ベルックス 』さんとの取り組みの中で、近年石川商店は、天窓の雨漏り修理の実績を重ねてきました。

 

ベルックスの技術部と打ち合わせ

工事時期の目安やおすすめの修理方法と費用をまとめましたので参考にして戴ければ幸いです。

原因と時期工事内容と費用
(※ 天窓1つあたり)
ガラス部からの漏水
築10年以上
ガラスシール打ち
4万円〜
排水部からの逆流
随時
排水部の清掃
1〜4万円
防水部の劣化
天窓の故障
築30年前後
撤去: 30万円〜
交換: 40万円〜

 

 

天窓の雨漏り修理で不安なら、お気軽にご相談を

どんな些細なご不安でもまずはご相談くださいませ。
屋根の専門家のセカンドオピニオンを気軽に受けられます

石川商店へのお問い合わせは、すべて石川弘樹が対応しています。
会社にお電話戴いても、ぼくの携帯に転送され、必ずぼくが電話に出ます。
その他のご相談方法も、すべてぼくが読んでお答えしています。

屋根で損する人をゼロにしたい。だから気軽にご相談してくださいね。

 

お電話でのご相談はこちらから

今すぐのお電話での相談は、スマホ画面の一番上か一番下に表示されている『 03-3785-1616 』の電話番号をタッチ。

iPhoneの場合、
03-3785-1616をタッチ→ (通話許可→) 発信 』

Androidの場合、
03-3785-1616をタッチ→ (電話アプリの選択) → 番号表示→ 発信 』

で電話を掛けることができます。

電話がつながらない場合は、※ 050ーXXXXー5553 の番号で掛け直します
留守番電話へのメッセージを優先して折り返しお電話いたします。

 

LINEでのご相談はこちらから

友人へのLINE感覚で、かんたんに相談できます。

やりとりは1対1のチャットなので、プライベートにご相談できます。

スマートフォンの方は、下の【友だち追加】ボタンを押しましょう

友だち追加

石川商店のLINE公式アカウント『みんなの屋根の相談所』を【友だちリストに追加】ボタンを押せば準備完了。

パソコンの方は、QRコードをスマホで読み込みましょう

読み込むとLINEアプリがスマホで立ち上がります。
【友だち追加】をすれば、いつものLINE感覚で相談できます。

石川商店LINE相談の使い方はこちら。

LINE@はこちら

メールでのご相談はこちらから

メールでのご相談はこちらのバナーをタッチ。

ご相談フォームに入力すれば、かんたんに相談できます。

問い合わせ/申込

ブログでのご相談はこちらから

このブログ上でのご相談をご希望であれば、このページの一番下にあるコメント欄をご活用くださいませ。
お名前(ニックネームでも可)の入力だけなので気軽にご相談できます。

この記事への質問、疑問、要望、感想なども大歓迎です。

多少の時間はかかるかもしれませんが、すべてのコメントを読んで、返信もしくは、今後の記事の参考にさせて戴きたいと思います。


創業75年、屋根専門石川商店の三代目。石川弘樹(いしかわひろき)です。
20141125_profile_01
【継続は力なり】
禁煙2009年〜、禁酒2017年1月〜、筋トレ2018年6月〜、禁チョコ爆食い2018年12月〜、ダイエット2019年1月〜、ストレッチ2020年1月〜
【資格】
1級かわらぶき技能士、瓦屋根工事技士、全日本瓦工事業連盟認定 瓦屋根診断士、全日本瓦工事業連盟認定 耐震化講師、耐震プランナー、増改築相談員、古民家鑑定士、ホームインスペクター(住宅診断士)、ジュニアリフォームソムリエ、リフォームスタイリスト1級、リフォーム提案士、ライフスタイルプランナー
【趣味】
ワンピース(マンガ)
【目標】
瓦割り世界大会初代チャンピオン
【ブーム】
筋トレ
【困り事】
トイレが近い

 

この投稿は役に立ちましたか? 役に立った 役に立たなかった 2 人中 1 人がこの 投稿 は役に立ったと言っています。

石川商店からのお願い

記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。

お客様の率直な感想をいただくため「役にたった」「役に立たなかった」ボタンを設置しました。

また、もしもっと知りたいこと、分かりづらかったことなどあれば下のコメント欄にご意見いただければと思います。

日々屋根にお困りのお客様にとって必要な情報をお伝えするために、ご参考にさせて頂きます。

お客様からのコメント

よりお客様のお困りごとに応えられるようコメント欄を開放しました。
質問や感想やご意見をお待ちしております!

  1. お名前 : ウッチー  

    仙台市在住です。築22年のハウスメーカーで建築した住宅です。天窓が2個所(トステムスカイライトウッディ、スカイライトTW)設置しています。1か所のみ1年ほど前まで少量の雨漏りがありましたが現在漏らなくなっています。
    今後の事を考えて撤去するか更新するか悩んでおります。仙台市及び周辺で石川商店さんがおすすめできる業者があればご紹介下さい。よろしくお願いします。

  2. お名前 : 石川弘樹  

    ウッチー さま、石川商店の石川です。

    撤去、更新をするにしろ、屋根と天窓の知識がある会社さんに頼むのが、最も安心です。
    メーカーは違いますが、ベルックスという天窓メーカーには、推奨工事店リストがあります。そちらに仙台市の業者さんが、いくつかあるので、確認してもらえればと思います。

    ■ 日本ベルックス – 推奨工事店
    https://www.velux.co.jp/latest-topics/replacement/installer

    この中で、直接存じ上げているのは、
    ■ 日本洋瓦商事株式会社|宮城県仙台市の屋根・雨樋の施工・販売。求人募集
    https://www.yogawara.com/
    です。

コメントはこちらへおねがいします。

オススメ記事

この記事を読んだ人にオススメの記事