【東京都世田谷区】築43年の日本瓦、地震への不安での屋根の点検事例

石川 弘樹
石川 弘樹
  • 屋根で損する人をゼロにしたい、みんなの屋根の相談所、石川弘樹です。

     

    東京都世田谷区で築43年の日本瓦の屋根の、地震への不安での屋根の点検事例を紹介します。

     

    このお家は43年前の新築工事のとき、石川商店で屋根工事をさせていただいたお家です。

    あらためて屋根の状態確認をし、瓦屋根の地震対策を提案できればと思います。

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日本瓦の屋根の、
● 点検内容を、知りたい
● 点検にかかる時間を、知りたい
● 修理やメンテナンスの、具体的な方法や金額が知りたい

この記事で伝えたいこと

 

日本瓦の屋根の、

● 点検内容が、わかる
● 点検にかかる時間が、わかる
● 修理やメンテナンスの、具体的な方法や金額がわかる

 

【東京都世田谷区】築43年の日本瓦、地震への不安での屋根の点検事例

屋根で損する人をゼロにしたい、みんなの屋根の相談所、石川弘樹です。

 

東京都世田谷区で築43年の日本瓦の屋根の、地震への不安での屋根の点検事例を紹介します。

 

このお家は43年前の新築工事のとき、石川商店で屋根工事をさせていただいたお家です。

あらためて屋根の状態確認をし、瓦屋根の地震対策を提案できればと思います。

 

点検の結果、瓦屋根は築年数なり。地震対策として2階を金属屋根に葺き替えて軽量化をご希望

先に点検の結果をお伝えすると、瓦屋根の状態は築年数なりに劣化している状態です。

 

棟の固定方法は昔の工事方法で古いままなので、固定している金属線が緩んでしまい、瓦を軽くさわっても動く状態でした。

もちろん瓦自体は頑丈なので、瓦を再利用して棟の取り直しや、葺き直し工事などで、最新の耐震・耐風工事をすることで地震対策になります。

 

ただお客さまのご希望はより地震対策をということでしたので、2階の瓦は葺き替えて、軽い金属屋根材にしたいとのことでした。

 

また瓦から金属屋根材に葺き替えると、2階がかなり暑くなってしまうので、葺き替えるのであれば遮熱通気工法での施工をおすすめしました。

 

【補足】漆喰の詰め直しだけではムダ。雨漏りの可能性も

瓦屋根の場合、漆喰のやせるやせない、はがれたはがれてない、だけではすぐに雨漏りには直結しませんので、まずはご安心くださいませ。

漆喰で雨を防いでるのではなく、瓦の積み重ねで、水を外に流しているからです

 

このあたりの詳細は、こちらの記事で確認できます。

■ 屋根の漆喰が剥がれる原因を知れば無意味な修理をしないで済む。正しい対処法とは。 | 石川商店

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【補足】ラバーロックだけでは災害予防にはならない。雨漏りの可能性も

瓦を下地に固定しない、表面だけを固定するラバーロックでは、地震や台風などの災害予防には、あまり効果がありません。

 

しっかり効果を出すには、4枚に1枚、瓦を下地に固定していく必要があります。

 

このあたりの詳細は、こちらの記事で確認できます。

 

■ 瓦屋根のラバーロックは無意味な工事と証明。地震にも台風にも効果なし【実験動画あり】 | 石川商店

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■ ラバーロックの原価は14万円。瓦屋根の耐震リフォーム適正価格一覧【屋根の押し売り事例集 第5回】 | 石川商店

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■ 【さいたま市浦和区】瓦屋根の台風、地震対策。瓦屋が考えた新しいラバーロックの工事事例と価格 | 石川商店

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では実際に、具体的な屋根の状態を確認していきましょう。

 

 

実際の日本瓦の屋根の状況は?

今回の、日本瓦の屋根の、点検の流れはこんな感じです。

日本瓦の屋根の屋根点検の流れ
  1. 手順① ドローンで、屋根の撮影 【5〜10分】
  2. 手順② 屋根にあがっての、点検調査 【15〜30分】
  3. 手順③ 屋根裏の確認 【10〜20分】
  4. 手順④ 撮影写真による、口頭での屋根の説明 、質疑応答【30〜60分】
  5. 手順⑤ 点検完了 【合計1〜2時間】
  6. 手順⑥ 後日、撮影写真と点検報告の送付 【当日〜1週間程度】

順番に屋根の点検の様子を、写真つきで解説します。

 

手順① ドローンで、屋根の撮影 【5〜10分】

石川商店では、屋根にあがる前に、ドローンで屋根を撮影します。

ぼくらが屋根に上がる前の状態を、写真で保存するためです。

 

これは、屋根にあがって自分たちで壊すような悪徳業者ではないという証明のためと、ぼくらも注意してても屋根材を踏んで割ってしまうことがあるのと、正直、それを隠してやり過ごしたくなる気持ちを抑えるため、でもあります。

 

また、屋根全体が1枚の写真におさまるため、お客さまに屋根の状況説明をするときに、どの部分がどうなっているという解説がお互いにわかりやすくなるのも、もうひとつの理由です。

 

ただこの日は、強風だったため、ドローンでの撮影は中止しました。

 

手順② 屋根にあがっての、点検調査 【15〜30分】

ということでハシゴをかけて、屋根に上がります。

■全景
01_全景01_瓦屋根01_全景02_瓦屋根01_全景03_瓦屋根

瓦は、日本瓦の中でも陶器瓦( とうきがわら ) とか、釉薬瓦( ゆうやくがわら ) とか呼ばれる、瓦の着色に釉薬を使っているお茶碗みたいな瓦です。

表面の色の変化や、瓦の劣化もほとんどない、とても頑丈な瓦です。

 

瓦自体は頑丈ですが、瓦屋根としては瓦以外の部材も使用しており、それらは劣化するので、瓦屋根としてはメンテナンスが必要になります。

 

劣化する主な部位は、防水下地です。

■屋根の防水状態の確認
02_屋根防水確認01_瓦屋根

築年数がそれなりにある瓦屋根の場合、瓦をいったん撤去することができます。

 

なので、数枚の瓦をめくって、屋根の防水シートや、下地木材の状態をあわせて、確認していきます。

とくに穴あきや、ヨレ、縮みなどもないので、すぐに雨漏りしてしまうような状態ではなさそうです。

 

 

もう1つ劣化する部位は、棟( むね ) という、屋根のてっぺん部分のフタ部分の土台です。

■ 棟
04_棟01_瓦屋根04_棟02_瓦屋根04_棟03_瓦屋根04_棟04_瓦屋根04_棟05_瓦屋根04_棟06_瓦屋根

土台の土が劣化すると、瓦の固定が緩くなり、瓦のズレや漆喰の剥がれなどが起こります。

 

■漆喰確認
03_漆喰確認01_瓦屋根03_漆喰確認02_瓦屋根

漆喰部分は、一度メンテナンスしたようですが、棟自体の固定はやはり緩んでました。

■ 棟の強度確認動画

 

手順③ 屋根裏の確認 【10〜20分】

屋根裏の状態も、必要に応じて確認します。

 

手順④ 撮影写真による、口頭での屋根の説明 、質疑応答【30〜60分】

ドローンで撮影した写真や、屋根にあがってから撮影した写真などを、ご覧いただきながら、屋根の状況説明をいたします。

 

■ 口頭での説明のイメージ
点検報告イメージ

 

わからないことや疑問があれば、ご納得いくまで、ご質問くださいませ。

 

手順⑤ 点検完了 【合計1〜2時間】

以上で、屋根点検の当日はおしまいです。

 

点検料は、後日の点検報告と、写真のお渡し時に、請求書をお付けすることになるので後払いです。
点検当日に、現金をご準備する必要はございません。

 

手順⑥ 後日、撮影写真と点検報告の送付 【当日〜1週間程度】

早ければ当日、遅くても1週間前後で、撮影した写真データと点検報告を、インターネット上での共有や、郵送、メールなどで、お送りします。

 

また点検の結果、修理が必要であれば、その修理の見積書もあわせてお送りいたします。

 

 

【参考】 瓦屋根のメンテナンスの方法と時期と価格

瓦屋根のメンテナンスの方法と時期と価格の詳細は、こちらの記事で確認できます。

 

■ 和瓦、洋瓦屋根の台風対策。予防のための補修や工事方法と費用 | 石川商店

和瓦、洋瓦屋根の台風対策。予防のための補修や工事方法と費用

 

 

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創業75年、屋根専門石川商店の三代目。石川弘樹(いしかわひろき)です。
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【継続は力なり】
禁煙2009年〜、ダイエット2010年〜、禁酒2017年1月〜、筋トレ2018年6月〜、禁チョコ爆食い2018年12月〜
【資格】
1級かわらぶき技能士、瓦屋根工事技士、全日本瓦工事業連盟認定 瓦屋根診断士、全日本瓦工事業連盟認定 耐震化講師、耐震プランナー、増改築相談員、古民家鑑定士、ホームインスペクター(住宅診断士)、ジュニアリフォームソムリエ、リフォームスタイリスト1級、リフォーム提案士、ライフスタイルプランナー
【趣味】
ワンピース(マンガ)
【目標】
瓦割り世界大会初代チャンピオン
【ブーム】
筋トレ
【困り事】
ベンチプレスが伸びない

 

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